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研究活動

研究プロジェクト

大学組織の構造機能とその変容可能性

1 スタッフ紹介

リーダー
金子元久(大学研究センター協力教員)
メンバー
吉武博通(大学研究センター)、稲永由紀(大学研究センター)
              

2 趣旨

社会環境の変化に大学が十分に適応していないことが、政府やメディアなどから批判されている。一方で大学の組織形態の構造と機能、そして変容の可能性については、これまで実証的な研究はきわめて少なかった。それは現実の大学組織が、歴史的な経緯と、現実的な環境変化、そして内部の様々な要因の複雑な相互作用によって形成されており、それを分析的にとらえることが困難なことによっている。
しかし日本の大学の将来を考えれば、こうした問題にあえて正面から向き合うことは不可避となっている。そうした観点からこの研究は、@大学組織のあり方について、関係法令、国際比較、関連の研究のレビューなどを通じて、基本的な枠組みを整理し、Aとくに「新構想大学」としての筑波大学における、新組織形態の導入の意図と初期の形態、そしてその後の変化の経緯とその要因を分析することによって、B日本の大学組織構造の基本的な問題点と、その変容の条件を明らかにする、ことを目的とする。
第1年度目は、筑波大学についてのヒアリングを行うとともに、国際比較からの観点を行い、後者については金子「大学の組織とガバナンス−視点と国際比較」(『大学研究』40、(2014年4月)pp.1-17)として発表した。またこのプロジェクトは、科学研究費A「大学組織の構造機能とその変容可能性」(2015−17年度)と有機的に連携しつつ行う。

3実施期間

2014年3月〜2016年7月

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